Mar 18, 2009
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東京電力福島第1原発事故による被曝(ひばく)を恐れ、子供を屋外に出さないことや親の不安が子供に伝わることでの心理的影響を懸念する声が小児科医らから上がっている。原発事故がもたらした2次被害といえ、放射性物質(放射能)の実害以上の影響を受けないため、親が安心して子供を育てられる環境の確保が急務だ。(村島有紀)
東日本大震災の被害に加え、放射線と風評被害にも直面している福島県郡山市。同市は医師会などと連携し、「郡山市震災後こどもの心のケアプロジェクト」を実施している。
◆運動発達遅延?
8月末の3日間、親子の室内遊び場「キドキド」などを運営するボーネルンド(東京都渋谷区)の協力を得て、約500平方メートルの広い室内遊び場を市の交流施設に設置した。
参加した父母からは「外遊びが大好きな年頃(1歳)。積極的に外遊びをさせたいが外に出られず困っていた。体を動かせる場は貴重」「子供のストレスを発散できる場所を作ってほしい。常設を希望」などの声が寄せられた。
プロジェクトマネジャーの小児科医、菊池信太郎医師によると、被曝を恐れ、子供の遊びが室内中心に変化したことで、(1)ゲームをしたり漫画を読んだりすることによる肩こりや筋肉のこわばり(2)運動不足で幼児の運動発達遅延の疑いやストレス増加−などが見られるという。
幼稚園児の体重が増加していないという報告もある。菊池医師が毎年5月に行う定期健康診断で、郡山市内の私立幼稚園児約30人の体重の伸びを比較したところ、一昨年から昨年にかけては平均2・4キロ増えたのに対し、昨年から今年にかけては平均1キロしか増えていなかった。
菊池医師は「被曝を恐れるあまり、震災後は一歩も屋外に出されることなく、生活している乳幼児がいる。十分な運動ができないことによる発育の遅れや影響が心配だ」。
◆子供にも悪影響
ボーネルンドは9月、0〜6歳の子供を持つ母親1千人に、子供の遊びと成長に関する意識調査をインターネットで実施した。その結果、震災後に昨年と比べて外遊びを減らした母親は14・5%、福島県では75%に上った。外遊びが減少することで子供の成長に不安を感じる母親も多く、「とても不安に感じる」が11・9%、「やや不安を感じる」が44・8%だった。
福島県相馬市と南相馬市で内部被曝の検査や健康相談を行う坪倉正治医師は「多くの親が精神的ダメージを受け、悩み、悶々とした日々を過ごしている。大人が抱える問題が子供にも悪影響を及ぼす事例が目立つ。親の不安を取り除くことが子供の健康維持に欠かせない」と話している。
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資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第4回公判が1日、東京地裁(大善(だいぜん)文男裁判長)で開かれ、元秘書の石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴中=が証人出廷した。石川議員の証人尋問は2回目。石川議員は虚偽記載を小沢被告に報告し、了承を得たとする捜査段階の供述調書の内容について改めて否定した。
石川議員は検察官役の指定弁護士の尋問に対し、調書に署名したことについて「検事から『ここまで書いても(小沢被告を)起訴しないから』と言われた。自分の弱さ、判断の甘さがあった」と説明。これに対し指定弁護士は、石川議員が逮捕前から弁護士と頻繁に面会していたことを指摘し、調書には任意性があったと強調した。
石川議員は、中堅ゼネコン「水谷建設」からの裏献金受領も改めて否定した。
一方、弁護側は尋問で、土地購入の手続きを確認。石川議員は「小沢さんからの4億円は融資担保の定期預金に充てた」と証言。小沢被告の4億円を土地代金に充てるよりも預金担保にした方が返済しやすいと考えたと述べ、弁護側の主張に沿う発言を行った。
公判の最後には、大善裁判長ら裁判官3人も複雑な資金操作について尋問。「(小沢被告からの4億円と融資の4億円で)陸山会として計8億円の資金が増えたと認識していなかったのか」と問われると、石川議員は「4億円を借りたのは1回だけでそう記載した」と述べるにとどめた。
次回公判は今月30日で、大久保隆規元公設第1秘書(50)=同=の証人尋問が行われる。
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