Jan 26, 2009

国内旅行はますます行く

最近では、お金を保持したいという確信で旅行に行く人は少なくなっているようです。大型連休があってもどこにも出て行かなくて家でゆっくりしている人も多いのです。しかし、私は国内旅行もいいのでどんどん外に出てくることをお勧めしたいと思います。今まで知らなかったことを触れることで、自分の成長につながります。また、国内旅行にお金を使えば、その分を稼ぐことも努力ではないでしょうか。
今は卒業旅行という言葉はかなり一般化しているが、20年前には、私立大学などに通っている富裕層やアルバイトで一生懸命お金を貯めていくというのが主流でした。それがじわりじわりと高校生も卒業旅行に、今では中学生でも友達同士で行くようです。もちろん、旅費は親が出してホテルの"よろしくお願いします"と連絡を。思い過ごしは私だけでしょうか?
 ……はぁぁ。これがPCで聴くサウンドか。本体より大きい外付けの専用高品位電源を採用した音楽専用PC「canarino1」を、オーディオライターが、オーディオ目線でチェックする。

【音楽“専用”PC「canarino1」をピュアオーディオ目線でチェックする】

・本体より電源が大きい……音楽専用PC「canarino1」

 オリオスペックから発売された「canarino1」は、いわゆるミニマム&ファンレス静音仕様のショップブランドPCだ。ただ、狙うパフォーマンスの方向がこれまでのPCとはまったく違う。CPUや3D描画性能ではなく「最高クラスのPC音楽再生能力」を追求した、これまであまりなかった仕様を特徴としている。

 今回は、音楽専用PCがどれだけ「音」を気持ちよく聴かせてくれるか、ピュアオーディオ目線でチェックする。

 まずは外観から眺めよう。PC“本体”のサイズは、115(幅)×101(奥行き)×27(高さ)ミリ。PCとは思えない極小サイズで、例えるとよくあるポータブル無線LANルータほどである。

 ボディはアルミダイキャスト素材を採用する。その内部にミニノートPC/MID向けのAtom Z530(1.6GHz)+Intel US15Wチップセットを採用し、基本的なPCとしての性能はおおかたの予想通りのものとなる。ただ、このシステムの採用により小型化、低電圧化、低放熱化を実現し、アルミのボディ全体がヒートシンクとしての機能も兼ねる、物理動作する騒音源のないファンレス構造となっている。底面にはPCには似つかない、真鍮製のスパイクを装着する。ファンを廃した構造と合わせて、音質に影響を与えるとされる振動対策のためと思われる。

 内蔵するストレージは、こちらも物理動作部品のない2.5インチのSSDだ。評価機は容量80Gバイトのインテル「X25-M」が装着されていたが、こちらはBTOで最大600Gバイト(プラス9万4500円)までのインテル「SSD 320」シリーズを選択できる。もちろん、普通のPCなので離れた場所にあるNASや(少々振動が影響する可能性は高まるが)USB接続の外付けHDDなどを活用することも可能だ。

 インタフェースは、グラフィックス出力用のHDMI(DVI変換アダプタも付属)、1000BASE-T準拠の有線LAN、IEEE802.11g準拠の無線LAN、USB 2.0×4(リア)、Mini USB×2(フロント)、miniSDカードスロット、光デジタル出力、ヘッドフォン出力×1、マイク入力×1、赤外線入力×1(フロント)を搭載する。無線LANは外付けのアンテナが付属する。

 音楽専用PCとしては、ヘッドフォン出力に加えて光デジタル(S/PDIF)出力とアナログ入力を兼ねたステレオミニプラグも用意されている。これだけの専用PCで音楽再生環境を構築するなら、それなりに高級志向のUSB-DAC(Digital to Analog Converter)機器の使用が推奨されるが、本体のみでも一般的なオーディオ機器との接続が可能となっている。

 そして、canarino1最大のポイントは電源ユニットだ。これまで述べていたPC本体とは「別」に存在する外付けの専用品となっている。よくあるPCのATX電源やノートPC用のACアダプタは、基本的にスイッチング電源と呼ぶもの。これらは電力の損失が少なく、高効率である半面、仕様上高周波のノイズが混入やすい特性もあり、音質──特に音のピュアさやダイナミックレンジの細やかさを追求するなら、悪い影響を及ぼすことになる。

 それを回避するため、canarino1はでオーディオデザインのオーディオ用最高級DCアダプタ「DCA-12V」にカスタムを施した安定化電源を採用する(canarino1の電源は単体販売されていないが、参考までにDCA-12Vの単体価格は3万7800円だ)。こちらはノイズレベルを3uV(A)、電源用ICの10分の1、スイッチングレギュレータの100分の1まで押さえる能力を持ち、音質向上ための重要パーツとして超小型の本体に対して、圧倒的な存在感を放っている。

 同時に、PC本体と電源ユニットをつなぐケーブルには、伝送ロスが極めて少ない理由でオーディオ用として採用例が多い「PCOCC-Aケーブル」(高純度無酸素銅を単一結晶状としたPCOCCに、アニール処理を施したもの)を、さらにコネクタへの接合に音質に定評のある国産高品質ハンダを使用するなど、オーディオ業界でよく聞かれる素材を用いて構成されている。

 個人的に興味深いのは、やはり電源部である。これまでにもいくつかのオーディオ再生に適する(とメーカーがうたう)PCで試聴してきたが、いずれも“吊るし”の普通のPCよりは確かに良質な音だったものの、それが圧倒的な差があると感じたことはなかった。それらは電源部がある程度のボトルネックになっていたのではと推測する。この点canarino1はショップブランドの強みを生かし、PCメーカーではニッチすぎるため実現しにくいと思われる電源部までメスを入れている。

 電源ユニットは110(幅)×200(奥行き)×62(高さ)ミリで、外付け光学ドライブほどである。確かに本体より大きいが、よくあるミニタワークラスのデスクトップPCよりは省スペースに設置できるので、設置方法について困ることは少ないだろう(一応、どうせなら置く場所そのものはいつものPCより気をつけたいが)。

●……はぁぁぁ。とんでもない音を聴かせてくれるPCだ

 では早速試聴してみよう。さて、canarino1の基本構成例(13万9800円)にはOSは含まれない。時代を映すホテル(12):予約@大辞典高級音楽再生環境をPCを構築しようと考える層ならOSのインストールなどたやすいと思うが、BTOでOSをプリインストールした構成でもオーダーできるので安心してほしい。今回は32ビット版のWindows 7 Home premiumをインストールし、「Wave File Player」およびオリオスペックが推奨する音楽再生ソフト「PlayPcmWin」、リッピングソフト「EXACT AUDIO COPY」、Windows用音質改善ソフト「Fidelizer」を用いて実施した。

 中でもEXACT AUDIO COPYは音質にこだわる層に定評あるソフトなので、よりよい音で楽しみたいという人はこちらを使ってCDリッピングをやり直すのもいいかもしれない。PlayPcmWinもWASAPI対応(Windows Audio Session API:Windows標準のソフトウェアボリュームやイコライザをパスするシステムで、Windows Vista以降で搭載)で、PC音質向上につながるポイントをしっかり押さえている再生ソフトだ。もっとも、本機ははあくまでもPC。Windows Media PlayerやiTunesなど普段使用するものでももちろん動作するので心配はない。いざ音質勝負!というときに推奨ソフトと使い分けてみると、より楽しめるのではと思う。

 試聴環境は、ステレオミニプラグから「SUPRA Biline MP」ケーブル(2メートル/1万5225円)でRCAに変換し、プリアンプ代わりのAVアンプ パイオニア「SC-LX71」と接続し、パワーアンプのヤマハ「101M」経由でTADの2ウェイスピーカー(TL-1601bウーファー+TD4001ホーンドライバ)とするシステム。比較機として日本エイサー「Aspire Timeline AS1410」を用い、まずはヘッドフォン出力でWAV音源(16ビット/44kHz)での音質の違いを聴き比べよう。

 一聴してすぐに違いが分かるほど歴然とした差がある。比較PCの音とは解像度がまるで異なる。雑で細部もよく感じられず、ただ単に音が出ているだけのBGM代わり程度としてしか使えない比較PCに対して、canarino1は知らない人が聞けば「高級コンポでCDを再生しているのでは」と勘違いしてくれそうなクオリティが確保されている。さすがに細部の表現が甘いが、これはこれで柔らかな音だと好む人は多いと思う。

 これをデジタル出力による接続に変更すると、グッとクオリティが向上した。音のピュア度が格段に増し、ダイナミック感も向上。ベールを何枚もはいだかのように、音がダイナミックかつリアルになる。本格派のオーディオ用CDプレーヤーに迫るクオリティだ。ここまででも相当スゴイ。

 それならばUSB-DACの力も借りよう。本機はそのまま、比較PCにはHigh Resolution Technologies「Music Streamer II」を接続して聞き比べる。……それでも本機のほうが良好で、音のピュアさとダイナミックさがかなり違う。Music Streamer IIは比較PCの音質をかなり改善させたが、それでもこの差が付いたことにため息が出てしまった。PC本体のみでUSB-DACを超えるサウンドクオリティを感じさせたPCは初めてだ。

 であるなら、canarino1にMusic Streamer IIを接続するとどこまでよくなるのだろう。解像度感は本機+デジタル接続が良好と感じたが、音の厚みや抑揚表現の細やかさはMusic Streamer IIに分がある印象だ。これはDACのキャラクターの違いが表れたものと思われ、どちらもすばらしい。どちらをよいと思うかは、あくまで好みの範ちゅうだ。

 さらにさらに、最高峰のUSB-DAC兼プリアンプであるAntelope Audio「ZODIAC GOLD」(39万9000円)を使用するとどうだろう。

 ……はぁぁぁ……。とんでもない、とんでもない音を聴かせてくれた。上質で細やかな音をシルキーと例える人がいるが、まさにその表現がぴったりのサウンドだ。まるで虫眼鏡で見ているかのように音の1つ1つが細部まで感じ取れるようになり、室内が音の情報で満ち満ちた状態になった。

 ここまで来ると、ライブ会場の最前席にいるか、録音スタジオの中にいるかのようだ。音楽全体が楽しめるだけでなく、1つの楽器に集中して堪能することすらできる。この効果はZODIAC GOLDの実力が大きいのだが、ベースがフツーではそこまでの高みには達しない。もちろん比較PCでは、さすがのZODIAC GOLDでもここまで脳汁が出るまでには至らない。音楽再生におけるベースプレーヤーの重要性を改めて強く認識した次第だ。

 canarino1のサウンド再生能力は、音のよいPCという範ちゅうをもはや超え、本格派のオーディオコンポーネンツと呼んでもいいレベルに達している。PCとしては確かに高価だが、本機はフツーのPCではなく、オーディオコンポーネンツである。よしっとチャレンジできる価格帯である。

 長時間再生していると本体がかなり発熱することや、CPUスペックがあまり高くないため、あるプレーヤー+ハイレゾ音源の再生時(USBメモリからの再生時)に音飛びが発生する事例もあったが、このサウンドクオリティを得られるなら筆者としてはどうでいい。何よりZODIAC GOLDとの組み合わせで聴いた至高のサウンドは今でも忘れられない。

 canarino1は楽しい。PCオーディオは楽しい。最近盛り上がりつつあるというPCオーディオを本格的に始めようするオーディオファンのベース機として有力な購入候補にしてほしい。そして「ハイエンド」を追求する自作PCファンにも、ベンチマークテストでは計れない、また違うPCの極みに至る楽しみの1つとしてPCオーディオにチャレンジしてみてはいかがだろう。急ピッチで進む格安航空券ならここ

【野村ケンジ(撮影:矢野渉),ITmedia】


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